必ずしもハラール認証がなければいけないということではありません。成分表示を確認して、ハラムの材料が記載されていなければ基本的に使用することが可能です。ただし、飲食店が、メニューに対してハラール認証を取得する場合には、一段基準が厳しくなるので、商品の原料に、豚由来、動物由来、飲料用アルコール(酒)由来のものが使用されていないか、製造元に確認する必要があります。アルコールについては、2003年ごろから大きく基準が変更され、現在ほとんどの国際的なハラール認証機関が、「ハムル(khamr)」でない醸造用エタノール(産業用アルコール)については使用を可能としています。しかし、日本国内のハラール認証団体の中には、全てのアルコールを禁止する古い考え方に基づく基準を採用しているところも少なくありません。また一般的なムスリム消費者たちも古い考え方を持っているようです。